豆腐を作る者として |職人の夢
豆腐の原材料は、大豆と水と凝固剤です。とってもシンプルなものです。
大豆も色々ありますが、凝固剤も色々あります。
現在、豆腐用凝固剤として許可されているのは塩化マグネシウム(にがり)、硫酸カルシウム、塩化カルシウム(すまし粉)、グルコノデルタラクトンの4種類です。
にがりは本来、海水からとったものをさしますが、最近は、塩化マグネシウムもにがりと呼んでいます。天然にがりは粗製海水塩化マグネシウム(本にがり)という凝固剤名になります。
当店は国産の粗製海水塩化マグネシウム(本にがり)を使用しています。
大豆本来の甘さ・旨みを引き出し美味しい豆腐ができます。
しかし、どの様な工程で海水がニガリになるのか知りませんでした。
豆腐を作る者として、豆腐になる原材料を一から知る必要があると感じ、8時間をかけて手作りの生産現場まで行ってきました。
海水からニガリができるまでの全工程を自分の目で見てきました。
生産量は少ないのですが、いい仕事してました。
やはり、天然のニガリも職人の感覚的な要素で良いものができることが分かり手作りの良さを再認識してきました。
これで、自信をもってお客様に説明すること、自信をもって豆腐を作ることができます。
最高に旨い塩 | 最高のニガリです |
大豆の葉三つの小さな葉から出来ています。大豆を原料とする豆腐は原料の生産者・豆腐職人・豆腐を食べる消費者の三者の思い一杯に受けてより素晴らしいしい豆腐になります。
そんな三者の思いがこもった「とうふ」を作りたい。
それが私達職人の願いであり、私達が取組んでいることです。